イスラエル映画
【第1位】『ジョン・フォード論 』(2022年) 「パリのシネマテークがまだシャイヨー宮にあったころ…」といきなり始まった2022年7月23日シネマヴェーラで行われた蓮實重彦氏のトークショーは、『プリースト判事』(1934)を見に行ったら席の隣に犬が座ってて、な…
パラダイムシフトという言葉は知ってはいても、実際にそれを体験する世界が自分に訪れるとは考えてもいなかった2020年。ワンチーム!とか言って浮かれていた去年の自分に「来年は100年振りのパンデミックで世界が一変するよ!」とデロリアンに乗って警告して…
今年は小津やラングやアルドリッチやベルトルッチといった旧作ばかり見ていて、ますますもって新作チェックを怠り浮世の流れがつかめなくなってしまいましたが、数少ない新作鑑賞の中で印象に残ったものを挙げてみます。おそらく映画のデジタル化の恩恵によ…
特にイスラエルの映画に関して興味があるという訳ではないのですが(というか完全に未知の世界でありますが)、アリ・フォルマン以上にドキュメンタリーとフィクションを行き来し、中東と欧州を股にかけて精力的に活躍しているイスラエルの鬼才、アモス・ギ…
「あぁ、世の中にはこんな映画が存在するんだ」と新しい映画言語に出会った際に衝撃を与えてくれる作品が稀に存在しますが、イスラエルのアリ・フォルマン監督による『戦場でワルツを(2008年)』という映画はまさにそういう作品でした。自身のレバノン内戦…