1920年代

小津安二郎のサイレント時代全レビュー ~萌えモダニズムと見返り美人の韻画リズム~

小津安二郎のサイレント時代 1927年デビューから1936年までに小津は35本のサイレント映画(音響版を含む)を撮っていますが、その内現存するものが残念な事に約半分の17本。同時期の山中貞雄に比べればマシな方だという事もできますが、これはやはり残念とし…

『キングコング(1933年)』 カール・デナムとは一体何者なのか? ” 華麗なるヒコーキ野郎”と”カメラを持った男”の物語

今回のスピンオフの話はさておいて、1933年のオリジナル版キングコングを見返すとこれが今みても大層生々しいタッチ、かつ暴力的(象のように人を踏み、虎かはたまた進撃の巨人みたいに人を食らいます)で矢鱈滅多らと面白い事に驚かされます。 なぜこんなに…

フリッツ・ラングとセルゲイ・エイゼンシュテイン 〜 『メトロポリス(1927年)』のセットより

遅ればせながらつい最近ツイッターを始めたのですが、なるほどこれは面白いですね。毎日自動画像収集装置botとしてけな気に働いてくれて、非常に役立ってくれています(←早くも使い方間違ってるかも)。 特に映画関連ではクラシックな名作の撮影現場の監督の…