2016上半期ベストアニメ5選

今週のお題「2016上半期」

お題に沿って上半期のベストを書いてみたいと思います。最近の映画は自分の趣味とはかけはなれた物ばかりなので(←単に見てないだけかも)アニメで選んでみました。以下独断と偏見で適当なことを書きますが読み流してくださいね。順不同です。

 

『アドベンチャー・タイム』

のっけから2016年上半期とは関係ない作品で恐縮ですが、最近シーズン1を見始めて独特な世界観と即物的なスピード感に魅了されつつあります。見る度に思うのですがこれを作っているクリエーター達は頭おかしいですね(褒めてますよ!)。多分原則的には友情・冒険・勝利といったジャンプ的な少年モノと同じ構造なのかもしれませんが、出てくるはその極北とも言える○スリでもやってんのかとツッコミたくなるほどハイテンションでユニークでシュールな世界のダークコメディです。これはお国柄なんでしょうか。結論としてはアメリカ人は頭おかしいと思います(偏見ですね。ごめんなさい)。本国でさえもPG指定のついたこのアニメがTOKYO MXならともかく平和な日本の夕方のNHK(BS)でお子様向けに放送されているのも情操教育上なかなか面白い実験ではないかと思います。

 

 コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜

これはジャンプの人気原作をアニメ化してお子様達から小銭を巻き上げつつ、円盤を買わないオッサン達に質の高いオリジナルアニメを制作して還元してくれるという極めて志の高い奇特なアニメ制作会社ボンズの作品です(褒めてます!よね?)。これからも潰れない程度にこのリスキーなビジネスモデルで『スペース★ダンディ』のような傑作やこの作品のような実験的な意欲作を作り続けて伝説の制作会社として歴史に名を刻んで欲しいです。ちなみにこの作品は會川昇さんの脚本によるマンガや特撮アニメなどで生み出されてきた、宇宙人や怪獣や妖怪や魔女っ子やオバケを含む“ ヒーロー ”たちが全部現実に存在している設定の仮想昭和史です。辻真先さんが現役で二本脚本を書かれていて、しかもそれが會川さんに負けず劣らず滅法面白いというのもびっくりです。

 

傷物語 鉄血編』

発表からすごーく待たされたような気がするのですが、気のせいではないですよね。しかも三部作ということでさらに待たされるみたいですよ。全く普通に酷い嫌がらせをしてくれますね。でも年のせいか時の流れは本当も嘘もつくから過ぎてしまえばあっという間です。そして出て来たモノは待っていた甲斐があったと言うべき映画としてもアニメとしても素晴らしい出来の作品でした。続きも楽しみです。これは映画としてちゃんとシネスコの画角を使いきったレイアウト/画面構成が素晴らしいです。ちょっとアニメというより映画に寄りすぎていると批判もあるようですが映画なんだから別にいいんじゃないでしょうか。でもアニメとしてもかなりユニークだと思いますよ。ちょっと他に似たものを思いつきません。今年の実写含めた新人監督賞は尾石達也さんに今から決定しておきます。

 

ルパン三世 イタリアン・ゲーム:オープニング』

森本晃司さんの架空の本編をダイジェストにしてモンキー・パンチさんの原作と大塚康生さんリスペクトのルパンです。僕は森本/福島さんのファンなのでこれはうれしいサプライズです。短くて物足りないのが難点ですが贅沢は言いますまい。作られる事が無いであろう本編を妄想するのも楽しいです。尚、参考文献として『新ルパン三世 』第1話「ルパン一家勢揃い」を読んでから見ると楽しさ倍増です(他にも色々あるので探してみてください)。

 

『宇宙パトロールルル子』

ミドリという名前の緑色で頭部に目玉の触覚を持つ異星人とのハーフの女子中学生のがまんまハルハラ・ハル子(CV:新谷真弓)さんです。それだけで充分に面白いです。このスタッフで『フリクリ』の続編をやればいいのにと思うのですがそれだとVol.5「ブラブレ」と同じになっちゃうんでしょうね。

 

 『ふらいんぐうぃっち

ほのぼのした癒し系アニメです。深夜アニメというより爽やかな早朝アニメでこれなら普通にNHKで放送しても違和感なさそうです。特に予備知識もなく主人公の美脚に惹かれて見始めたのですが、天ぷらや山菜やホットケーキが美味しそうなグルメアニメとしてここに記録しておくことにします。

 

以上2016上半期ベストアニメ5選(+1)でした。