最近この人の名前をニュースでみない日はないですね。若きカリスマ天才起業家”リアル”トニー・スタークこと「イーロン・マスク」。
つい先日「ファルコン9」(名前の由来は言わずもがなスター・ウォーズの「ミレニアム・ファルコン」から)が爆発して意気消沈していると思ったら、今度は火星移住計画だそうです。
順調にいけば2023年には火星を目指して、うまくいけば、チケットは1枚10万ドルまで値下げできる見込だとか。これは結構思ったより早くてお安い耳よりな情報ですね!。
まさか生きている内に”リアル”「火星年代記(1950年)(*1)」の開始を見ることができるんでしょうか?胸熱です。あと10年は生きる希望が湧いてきましたよ!。
さぁ、火星があなたを待っています。チャンスと冒険の黄金の地、新しい世界ヘ飛び立ちましょう!という広告飛行船が飛び回るどこかで見た未来の光景が僕の脳裏にフラッシュバックしてきました。
まぁ、”リアル”『タッカー(1988年)』みたいに既得権益のライバルからの横槍や妨害やらで詐欺師呼ばわりされなければいいんですけど、この人の場合さすが若きカリスマ天才起業家というべきか、結構有言実行してしまうのが恐ろしいところです(ハイパー・ループ構想みたいに一回ラッパを吹くだけでちゃんとした投資家や研究者達が名乗り出て実現化に動き出したりします)。
しかも
死ぬ確率は高いけど。こればかりはどうしようもない。死ぬ用意ある?と聞かれてOKと答えられたら候補に残れる
とか言っているのもなんか冗談というより本気でリアルな話ですね、きっと。まぁ、カウビのアントニオ、カルロス、ジョビン達(*2)のように最初の開拓者として死に物狂いでゲート掘ったりタネ撒いたりして火星の泥の河に浸かった人生も悪くないかもです(一度切りで~終わるなぁらー♪)。
そしてさらにこの火星移住計画は単なる第一ステップでして、さらにその後ろには火星テラフォーミングという壮大な計画が控えています。
火星を地球のような天体に作り替える、イーロンマスクの驚くべき構想 -BusinessNwsline
火星の北極と南極には大量の二酸化炭素がドライアイスの形で蓄積されていることが判っている。その下にはまた、大量の水の氷が存在している可能性も指摘さている。
Elon Muskによると、火星の北極か南極で大型の核爆弾を爆発させることで、極めて大量の二酸化炭素を放出せることが可能となり、これによって、現在は希薄な大気しか持ち得ていない火星に十分に厚い大気圏を作ることが可能となり、その後は、植物を繁殖させて大気圏内の酸素濃度を上昇させることで、火星を地球のような環境に作り替えることが可能としている
ん~、なんか”リアル”『トータル・リコール(1990年)』のラストみたいな事を考えているのでしょうか(あれは古代火星人のリアクター技術でしたけど)?。
つまり水爆で火星を温暖化すれば二酸化炭素の大気圏ができて、後はカウビの「ワルツ・フォー・ヴィーナス(*3)」みたいに植物を繁殖させれば二酸化炭素を吸って酸素を排出するのでテラフォーミングできるという壮大な計画みたいです。
しかしなんかアブナイ事考えてますね。水爆は起爆装置に原爆を使用しているのですが放射能汚染の事は考えているんでしょうか?。がんばって大気圏ができても子孫がオッパイが六つあるミュータントになったりツノが生えた鬼になるのはごめんです(←映画の話ですよ。念のため)。でも、まぁ、そんな時の対策として放射性物質の着色技術を発達させれば放射能汚染の危険も察知できて安全かもです。
あの赤いのはプルトニウム239
あれを吸い込むと1千万分の1ミリグラムでも癌になる
黄色いのはストロンチウム90
あれが身体の中にはいると、骨髄に溜まり白血病になる
紫色のはセシウム137
生殖腺に集まり、遺伝子が突然変異を起こす
つまりどんな子供が生まれるか分からないしかしまったく人間はアホだ
放射能は目に見えないから危険だと言って、
放射性物質の着色技術を発達させたってどうにもならない
知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ
死神に名詞もらったってどうしょうもねえ
じゃ、お先に 。(*4)
「じゃ、お先に」って、この話今だと全く笑えないんですけど...黒澤先生。いくら自分が年だからってそんな正夢になるような遺言みたいな予言を残さなくても...(確か実際に除染作業をし易くするために色を付ける技術が開発されたというニュースがあったような。あれは実用化されたんでしょうか?)。
まぁ、テラフォーミングの方はだいぶ先の話なので核融合でも可能になれば”地球や火星にも優しいエコでクリーンな水爆”とかも将来は開発できちゃうんでしょうね(それはそれで怖いけど)。
ちなみに核融合に関しては”できるできる詐欺”ばかりで「核融合炉の実用化にはあと30年かかる。ただし、いつまでたっても”あと30年”のままだろうがね」というのが定番ジョークらしいです(そういえば1980年の旧版『コスモス』でもカール・セーガンが近い将来に実現化と言っていた)。しかし最近は”あと30年”が”あと10年”で実現可能?といったように20年も一挙に進歩したニュースもちらほらと出てきています(←まぁ、いつまでたっても”あと10年”のままだろうがね)。
しかしいずれにせよ色々技術的なブレイクスルーが起きないとこの計画は厳しいんじゃないでしょうか。まぁ予算(100億ドル!)がつけば可能かもねというのが今回の話なんでしょうね(直近の事故による先行き不安を払拭する政治的な意味もあるかもしれませんが)。
いずれにせよそれはそれで”リアル”『オデッセイ The Martian (2015年)』や『火星年代記』の現実化が近ずいてくるということで、僕にとっては夢のある結構なお話です。
やはりこの人の動向からは当分目が離せません。
<今そこにある未来ニュース>過去記事です。
callmesnake1997.hatenablog.com
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