恐るべし!元が何だかよく分からないポーランドの映画ポスター
最近『モアナと伝説の海』のポスターがオリジナルと違い過ぎると話題になっているようですが、映画ポスターのデザインが公開される国によって変わるのは至極当然のことであります。もともと違っていて当たり前なのでその事に目くじら立てるより、むしろそこに表れる国民性や文化の違いを分析したり楽しむべきかと僕は思います。世界中同じポスターですと画一的でつまらないですし、お国柄の違いをツッコむのも楽しいですしね(イタリアだとなぜかエロい『七人の侍』ポスターとか)。
スター・ウォーズ
Leszek zebrowski
Franciszek Starowieyski
Wiktor Gorka
こちらも有名アーティストみたいです。よく見ると成る程と思わせる要素は描かれているのですが、それにしてもこの大胆なデザイン。
≪ボブ・フォッシーの『キャバレー』だそうです≫
≪ドン・シーゲルの『白い肌の異常な夜』だそうです≫
≪スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』だそうです≫
≪ジャック・ドゥミの『ロバと王女』だそうです≫
以下その他もろもろ。
やっぱり説明がないと元が何の映画かよく分からないポスターです。
Roman Cieslewicz
≪アルフレッド・ヒッチコックの『めまい』だそうです ≫
Jakub Erol
≪リドリー・スコットの『エイリアン』だそうです≫
Andrzej Pagowski
≪リチャード・マーカンドの『レガシー』だそうです≫
≪あとこれは映画のポスターじゃないですけど同氏によるジョイスの『Tułacze』≫
どれもシュールでいいですね。ローラン・トポールみたいです(トポールはポーランド系フランス人なので同じルーツを感じます)。
ポーランドは場所がら複雑な歴史がありますので、ちょっとひねった自虐的なユーモアのあるアートな感じがデフォルトなんでしょうか。まぁこれを日本でやったらえらいこっちゃになりそうですが。
以上「恐るべし!元が何かよく分からないポーランドの映画ポスター」でした。
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